Wednesday, October 04, 2017 5:46 PM

CO2排出の削減努力続行を〜欧州自動車業界が提言

 欧州自動車メーカー協会(ACEA)は、乗用車の二酸化炭素(CO2)排出量を減らす努力を2021年以降も続け、次の10年でさらに20%削減しようという提言を行った。

 EUで自動車生産を行うメーカーは、21年までに走行距離1キロメートル当たりのCO2排出量を平均95グラム(g/km)以下にすると約束している。ACEAの今回の提言は、メーカーはその後も排出量の削減努力を続けようという内容で、17年中に欧州委員会(EC)が発表する可能性がある同様の提案を念頭に置いている。

 CO2排出量をさらに20%削減することで、メーカーに課されるCO2の排出量目標は平均76g/kmまで下がる。目標達成はかなりの部分がEVの普及にかかっており、ACEAの統計によると、17年上半期のEVの新車販売構成比は1.2%にとどまっている。