Friday, October 13, 2017 10:01 AM
自動運転車の事故、9月は6件〜GM、原因はすべて相手車両
GMの自動運転車部門クルーズ・オートメーションはこのほど、カリフォルニア州当局に提出した書類で、2017年9月に同社の自動運転車が関係する事故が6件起きたと報告した。いずれも責任は相手側にあったという。
ロイター通信によると、これらの事故でけがや車両の大きな損傷は発生しなかったが、自動運転車が混雑した都市部で直面する課題や、交通法規を堅く守る自動運転車が注意を怠ることもある人間の運転する車と共存することの難しさが報告からうかがえる。
カリフォルニア州法は、公道実験を行う団体に対し、規模の大小にかかわらず自動運転車が関係したすべての事故を報告するよう義務付けている。17年通年では、クルーズ・オートメーションの車が関わった事故は13件、アルファベットの自動運転車開発部門ウェイモの車が関わった事故は3件となっている。
GM関連の事故では、ほとんどが一時停止の標識や歩行者を認識して減速していた自動運転車に人が運転する車がぶつかっており、赤信号で停止していた「シボレー・ボルト(Bolt)」にドライバー男性が携帯電話を使いながら運転していた「フォード・レンジャー」が追突する例もあった。
サンフランシスコでは、酒に酔った人が乗った自転車が道路を逆走して自動運転のボルトに向かってきた。この時は運転席の補助ドライバーがボルトを停止させ、自転車はバンパーにぶつかって転倒。車のセンサーが軽く傷ついた。
サンフランシスコで起きた別の接触事故では、自動運転のボルトを左折車線の「ダッジ・チャージャー」が違法に追い越した。ボルトの補助ドライバーがすぐ運転を引き継いだが、ダッジはGM車の前部センサーに接触してそのまま走り去った。
【http://www.autonews.com/article/20171004/MOBILITY/171009874/1528】