Tuesday, October 24, 2017 10:38 AM

オムロン、「ドライバー見守りセンサー」を開発

 オムロン(京都府)は、自動運転車用「ドライバー見守り車載センサー」を開発した。世界で初めてという。

 同社のプレスリリースによると、新しいセンサーは、ドライバーが車を運転できる状態にあるかどうか確認する機能を持つ。10月初旬に千葉県で開催された「シーテック・ジャパン2017」に出展しており、同社は2020年までに製品化する計画。

 センサーは、ドライバーが走行の状況を注視しているか(目のオン・オフ)、ドライバーがどれだけ早く運転に復帰できるか (準備度の高、中、低)、ドライバーが運転席にいるか(着席のオン・オフ)という3つの指標を基に、ドライバーが安全運転できる状態にあるかどうかを判断する。ドライバーがマスクや黒いサングラスをかけていても、状況を観察できる。

 オムロンは17年4月から、名古屋大学未来社会創造機構、人間機械協奏技術(HMHS)コンソーシアムと共同でセンサーの実証実験を行っており、さまざまな車に搭載して運転中のドライバーに関する幅広いデータを収集している。

 このセンサーは、オムロンが16年6月に発表した「ドライバー運転集中度センシング技術」を搭載した車載センサーを進化させたもの。同社はまた、16年9月に脈拍を基にドライバーの健康状態や眠気を調べ、早期に異常を検出する車載用の非接触脈拍測定センサーも開発している。

http://www.ihssupplierinsight.com/news/5242306/omron-develops-onboard-driver-monitoring-sensor