Wednesday, November 01, 2017 11:15 AM

ルネサス、トヨタの自動運転車にチップ供給

 ルネサス・エレクトロニクスは、トヨタ自動車が2020年に発売を予定する自動運転車に半導体を供給すると発表した。

 ロイター通信によると、ルネサスが供給するのはシステム・オン・チップ(SOC)「R-Car」で、トヨタ車の「電子頭脳」または先進運転支援システム(ADAS)として機能する。自動車制御用の別のチップも供給する。

 R-Carは「車両位置を極めて正確に把握する知能」を供給し、また「自動車制御に関する即時の判断とセンサーのデータに基づく事故防止のための動作」を行う。

 もう1つの「RH850」は、R−Carから受け取った車体制御指令を運転、ステアリング、ブレーキの電子制御ユニット(ECU)に伝達する。

 完全な自動運転車は、20年ごろまでに限られた台数が市場に登場すると見込まれている。GM、フォードはともに21年までに完全な自動運転車を発売すると表明している。

 ルネサスのチップは、デンソーが供給する予定のエンジン制御ユニットとともにトヨタの自動運転車に搭載される。