Wednesday, November 22, 2017 9:40 AM

フォード、「Cマックス」の米販売終了へ

 フォードは、ミニバン型ハイブリッド車(HV)「Cマックス(C-Max)」シリーズの米国販売を終了する。燃費の優秀さを売り物に2012年に発売したものの、ガソリン安を背景に販売は振るわずじまいだった。

 オートモーティブ・ニュースによると、フォードは9月にプラグイン・ハイブリッド(PHV)版「Cマックス・エナジー(C-Max Energi)」の国内生産を終了しており、2018年中ごろにはHV「Cマックス・ハイブリッド(C-Max Hybrid)」の生産も終了する。

 欧州では、ガソリンおよびディーゼルエンジン版のCマックスの販売を「今後数年間」(フォード広報)続ける予定だが、これで国内ディーラーから「フォードの最も売れない大衆車ブランド」と言われたCマックスが消えることが確定した。

 フォードは、ミシガン州ウェイン工場でのCマックスおよび小型車「フォーカス」の生産を18年に終了し、代わって中型ピックアップ・トラック「レンジャー」とSUV「ブロンコ」の生産を始めると発表していたが、フォーカスの次世代モデルは中国で生産すると説明した一方、Cマックスの生産を移すかどうかは明言していなかった。

 オートトレーダーのアナリスト、ミシェル・クレブス氏は、ガソリン安やクロスオーバー、SUV人気の高さなど、いくつかの要因がCマックスに不利に働いたと述べた。