Friday, August 05, 2016 11:09 AM

シーゲイト、省電力設計のSSDを発表〜クラウド・データ・センター向けに

 ストレージ・ソリューションを開発するシーゲイト・テクノロジー(Seagate Technology)は、クラウド・データ・センターの要件に対応する省電力型のSATAソリッド・ステート・ドライブ(solid-state drive=SSD)の新製品を発表した。

 同社発表資料によると、この新製品「ナイトロ(Nytro)XF1230」は、1秒あたり6ギガバイトのインターフェイスで、既存のストレージ・システム基幹設備に導入しやすいよう設計されている。

 読み込み中心のデータベースに最適化されており、ランダム・アクセス・パフォーマンスのIOPS(1秒あたりインプット/アウトプット)は最大9万8000回に達する。ハード・ディスク・ドライブ(HDD)200台分のパフォーマンスに相当するが、電力消費量とコストははるかに低い。消費電力は最大容量で4.8ワットと、競合製品を大きく下回る。

 また、停電時のデータ喪失に対する保護にも対応しており、こんにちのクラウド環境で求められる保護水準を達成している。

 「エンタープライズ・データ・センターのSSDは、きわめて高速のデータ・アクセスと小さな炭素排出量を実現し、エネルギー消費も非常に少ない。このクラスのSSDで当社の最新型ナイトロ製品種を上回る製品は存在しない」と、同社のブレット・ペンブル部長は述べた。

 同製品種のストレージ容量には、1920ギガバイト、960ギガバイト、480ギガバイト、240ギガバイトがあり、いずれも9月の出荷予定だ。

http://www.businesswire.com/news/home/20160804005008/en/Seagate-Introduces-Energy-Efficient-SATA-SSD-Enterprise-Cloud