Monday, February 26, 2018 10:15 AM

GM、オシャワ工場の減産体制延長へ

 GMは、北米で乗用車販売が急減していることを受けて、カナダ・オンタリオ州のオシャワ組み立て工場での減産体制を5月28日まで延長する。

 オートモーティブ・ニュースによると、オシャワ工場では「キャデラックXTS」と「シボレー・インパラ」を生産するほか、2018年初めからはインディアナ工場から送られるピックアップ・トラック「シボレー・シルバラード」および「GMCシエラ」の未完成ボディの最終仕上げも行なっている。

 GMは1月、3週間にわたってXTSとインパラの生産を停止し、再開後はシフトを以前の1日2交代から1交代に減らしている。1交代体制は3月までの予定だったが、カナダ紙グローブ・アンド・メールによると、GMは労働団体ユニフォー(Unifor)の組合員に5月28日まで現体制を続けると通知した。

 北米市場ではピックアップやSUVの売れ行きが好調な一方、乗用車は勢いを失っている。XTSの17年米販売台数は前年比27%減の1万6275台、インパラは22%減の7万5877台だった。両モデルのカナダ販売は増加したものの、米国の減少を相殺するほどではなかった。