Monday, March 05, 2018 10:58 AM

英GKN、自動車部品部門売却をデーナと交渉

 英エンジニアリング大手のGKNは、自動車部品部門ドライブライン(Driveline)の売却についてデーナ(Dana、オハイオ州)と交渉していることを明らかにした。

 ロイター通信によると、GKNは、企業再生を専門とする英投資会社メルローズ・インダストリーズ(Melrose Industries)から一方的に提示された70億ポンド(96億ドル)規模の買収案を拒否しており、同時に航空宇宙事業と自動車部品部門を分離する方針を示している。メルローズはすでに、2019年半ばにGKNの航空宇宙と自動車事業を分離する計画を持っている。

 GKNは、デーナに自動車部品部門を売却する方が事業分離よりも株主に大きな価値をもたらす可能性があると述べ、引き続き可能性を探る考えを示した。
 デーナは、アクスル(車軸)、ドライブシャフトなどの自動車部品を製造している。