Tuesday, March 06, 2018 10:30 AM
シネモとパナが提携強化〜情報娯楽システム開発で
ドイツのシネモ(Cinemo)とパナソニックが、インフォテインメントシステム分野の提携を拡大した。
シネモのプレスリリースによると、シネモは車載エンターテインメントに関する専門知識を、パナソニックのアンドロイド基盤の技術と組み合わせて提供し、車内に創出する情報娯楽の空間を劇場のような水準に高めることを目指す。
シネモとパナソニックは2月、車載インフォテインメントシステム(IVI)の開発を目的に提携した。両社は現在、自動車メーカー向けの複数のIVIプロジェクトに取り組んでいる。その一部はすでに市場で使われているという。
シネモは、自動車向けのマルチメディア再生、ストリーミング、メディア管理、接続ミドルウェアなどを専門とする。スケーラブルな車載インフォテインメント・ソリューションは、アップル・カープレイ、アンドロイド・オート、マイクロソフトのウィンドウズCE、ブラックベリーQNX、GENVI、リナックスを含む全てのスマートフォン基本ソフト(OS)に対応し、あらゆるレベルのインフォテインメント・システム・ヘッドやリアシート・ユニットとの一体化が可能。
パナソニックは車載向けインフォテインメントとコネクテッドカー技術の大手サプライヤー。1月の家電・IT見本市「CES2018」では、OS「Android 8.1 Oreo」を搭載した最新のIVIシステムを出展した。「SkipGen」IVIプラットフォームをベースにしたこのシステムは、アンドロイド・オートモーティブ・アプリケーションへのアクセスのほか、組み込まれたグーグルのコンテント、ストリーミング・メディアやナビゲーションなどのサービス、空調設定といった機能の表示が可能で、全ての機能を音声認識サービス「Googleアシスタント」で操作できる。