Thursday, March 22, 2018 10:51 AM
EDI、スクールバスメーカーに電動システム供給
トラック・バスの電動ドライブトレインを開発するカリフォルニア州のエフィシェント・ドライブトレインズ(DEI)は、エネルギー省が440万ドルを支援する先進・代替燃料車の普及促進プログラムを通じて、車両メーカーに電動ドライブトレインを供給する。
DEIのプレスリリースによると、米国のスクールバスの電動化を目指すこのプログラムで、DEIはビークル・トゥー・グリッド(V2G=車両と給電網間の通信)機能を搭載したゼロ排ガスの電動スクールバスを開発する大手メーカー向けに電動ドライブトレイン「パワードライブ7000EV」とエクスポータブル・パワー・ソリューション(外部への電力供給装置)「パワー2E」を供給する。
プログラムの資金は、電動技術の導入に関心を持つ全米の学校区に提供され、カリフォルニア州の公共および民間団体からの支援と合わせると総額900万ドル以上に上る。
EDIのヨーグ・ファーチャウCEOは「実際のユースケースや性能環境で展開するクリーンエネルギー車の促進事業に資金を提供する当局の取り組みを称賛する。EDIは、タイプCとDのOEMプラットフォームで展開したシステムの成功により、電動ソリューションを商品ラインで迅速に展開しようとするバスメーカーを助けるのに有利な製品をそろえている」と話す。
EDIは、Ankai、Shaanxi、Xiamen Jinlong、Yaxing Motor Coachといったメーカーが製造する全長8、10.5、12メートルのバスに「パワードライブ」システムや、車両制御およびテレマティクスのソフトウェア「パワースイート」を供給しており、直近では中国・南通市で運行するゴールデン・ドラゴンのバス(全長10.5メートル)18台に「パワードライブ6000EV」システムを供給した。