Monday, August 15, 2016 11:25 AM

金箔の一時的タトゥーで端末を遠隔操作〜MITとマイクロソフトが共同開発

 マサチューセッツ工科大学メディア・ラブ(MIT Media Lab)の博士号大学院生とマイクロソフト・リサーチ(Microsoft Research)の研究者らは、NFC(near-field communication)を使うことで携帯端末の遠隔操作やデータ共有を可能にするタッチパッドとして機能する一時的刺青(タトゥー)を開発した。

 ヴァージ誌によると、デュオスキン(DuoSkin)と呼ばれる同技術は、利用者がグラフィック・ソフトウェアを使って回路を設計でき、導電性のある金箔を材料にしてその回路を切り抜いて腕に貼り付けることで、身体装着型製品として使うことができる、とMITは説明している。

 デュオスキンは、9月に開かれる身体装着技術集会でその詳細が紹介される。

 MITによると、デュオスキンには三つのおもな用途がある。まず、スマートフォンやパソコンを遠隔操作できるトラックパッドとしての機能がある。次に、デュオスキンからデータを呼び出して共有することも可能。最後に、LED照明を組み込むことで、光るディスプレイを肌に貼り付けることもできる。

 「スマート・パッチ」として健康関連や消費者製品に応用できる可能性が期待されており、近い将来には、デュオスキンを使った新種の身体装着型製品が登場するかもしれないとみられる。

http://www.theverge.com/circuitbreaker/2016/8/13/12460542/mit-microsoft-research-gold-leaf-smart-temporary-tattoo