Monday, August 15, 2016 11:26 AM

市光工業、仏ヴァレオと電子ミラーを共同開発

 ミラー大手の市光工業は、仏ヴァレオと車載用の電子ミラーを共同開発する。

 HISによると、カメラの映像を車内のモニターで表示する仕組み。互いの技術を持ち寄り、2018年に量産開始する。

 ヴァレオは市光に31.7%を出資しており、ランプの開発で協力してきた。市光は電子ミラーの外装部品、ヴァレオは映像と液晶モニターの情報を統合するシステムを開発していく。

 市光は2023年までに日本では29%の車両が電子ミラーを搭載すると予想している。

 電子ミラーはサイドミラーやルームミラーの代わりに使う。今年6月に欧州や日本で電子ミラーの搭載が解禁された。規制緩和に伴い新分野での競争が激化している。

 15年に、パナソニックが電子ミラー事業の立ち上げのためスペイン部品大手に資本参加、デンソーや村上開明堂も電子ミラーの開発に相次いで着手した。