Tuesday, August 16, 2016 10:37 AM
グーグル、新たなOSを開発中〜仮称「フューシャ」、IoT向けかAR向けか
グーグル(Google)は、新しいOS(operating system)を開発中だ。
現時点ではフューシャ(Fuchsia)と仮称される新OSは、アンドロイド(Android)を基盤としないだけでなく、リナックス(Linux)をも土台としない。
フューシャとは、ピンクと紫を混ぜ合わせたような色の名前。
フューシャに関してグーグルからの発表はまだないが、グーグル社員のブライアン・スウェットランド氏は、フューシャがオープン・ソースとして構築されることを示唆している。
フューシャが何のためにつくられるのかは、関係者以外に知る由もない。グーグルは同件に関する取材に対応していない。しかし、観測はすでにたくさん表面化している。
フューシャに関して最初に報じたオンライン情報媒体の一つであるアンドロイド・ポリスによると、モノのインターネット(IoT=Internet of Things)に特化したOSという見方がある。モバイル端末向けOSのアンドロイドで市場占有率約80%を握るにいたったのと同様に、成長が確実視されるIoT向けOSで覇権を狙っているという見方がある。
また、ハッカー・ニュースでは、拡張現実(augmented reality=AR)を対象にしたOSという憶測もある、と報じている。
そのほか、アンドロイドとクローム(Chrome)を統合したOSになるという見方もある。クロームは、グーグルがラップトップ向けに開発したOSで、インターネット常時接続状態の端末にとって使いやすいOSとして位置づけられる。
いずれにせよ、現時点では不明であり、取るに足らないOSの可能性もあれば、次世代に向けた革新的かつ画期的OSになる可能性もある。