Monday, August 20, 2018 10:43 AM
PARC、低コストの二酸化炭素検知器を開発へ
ゼロックス傘下のPARCは、室内空気質とエネルギー効率を改善するための低コストの二酸化炭素検知器の開発について、米エネルギー省から補助金(開発助成金)を獲得した。PARCは、二酸化炭素を物理的に吸着して測定する吸着剤を、印刷技術で低コストに製造することを目指す。この吸着剤は、二酸化炭素を吸着すると温度が上昇するため、その温度を測定することで二酸化炭素の濃度を見極められる。同社は、50ppmの精度で測定できる検知器の開発を目標としている。空気中の二酸化炭素濃度は平均400ppm前後で、濃度の高い室内の空気では1500ppmを超えることもある。米国の規制は、室内空気の二酸化炭素濃度を1100ppm未満に保つことだ。現時点では、室内の二酸化炭素濃度を測定する低コストの方法がないため、建物の換気を過剰に使って電気を無駄にしている可能性がある。
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