Tuesday, January 09, 2024 10:25 AM
ラディソン・ホテル、会議&宴会の営業を技術活用で向上
ラディソン・ホテル・グループ（Radisson Hotel Group）は、会議&宴会の営業過程自動化ソリューションの新興企業ハイヴァー・ドット・エイアイ（hivr.ai）の技術を国際的ホテル・チェーンとして初めて導入し、実質的な効果をあげている。
トラヴェラー・デイリー・ニュース・インターナショナルによると、ラディソンでは、2022年終わりから2023年9月までのあいだに同技術の活用によって、問い合わせから見積もりにいたる変換率が80%上昇し、顧客回答率が125%向上、さらに企画提案書（RFP）の送付までにかかる時間が59%短縮した。
ラディソンは、2022年にコンサルティング大手EYの支援を得てハイヴァーと協力し、会議や宴会を主催する顧客らのためのカスタマー・ジャーニー（顧客が購入し、利用、継続、再購入するまでの道のり）を抜本的に向上させる取り組みに着手した。
ドイツ拠点のハイヴァーがホテル業界や会議場および催事場サービス業者らに提供するおもなソリューションには、RFP（request for proposal）ポータル群や400以上のビジネス・アプリケーションにわたって在庫や価格設定、顧客データを即時同期する技術がある。
また、同社のソリューションは、世界中のすべてのポータル群から入ってくるRFPを統合して単一の利用者インターフェイスに視覚化し、問い合わせや見積もり要望を見逃しす可能性を排除する。
同社はそのほか、人工知能によって価格設定を最適化する機能を提供し、世界中の需給関係から最適の価格を見積もり提示に即時適用して潜在的利用会社らに自動提示できるようにする。
ラディソンは、RFP管理業務をハイヴァーの技術によって従来より自動化できるようになった。結果として顧客対応率が高まり、RFPを手作業で処理する時間を節約できた。また、さまざまの販路からの依頼を完全に管理できるようになった。
ラディソンは、顧客からの依頼にすばやく対応し、空き状況を瞬時に回答できるようになっただけでなく、会議や宴会の人数に応じたさまざまの部屋の構成や飲食サービス、音響&映像設備の有無、そのほかのサービスの選択肢を提示できるようになった。
ラディソンは、デジタル技術を何年も前から積極的に導入してきた。多言語のウェブサイトによって60以上の市場に対して個別化されたコンテントを提供している。その結果として、変換率が2桁成長し、クリックスルー率（デジタル広告やリンクの表示回数に対するクリック回数の割り合い）も3倍に伸びた。
ラディソンはそのほか、業界で初めて没入型体験を2022年に導入し、123軒の傘下ホテルで客室や宴会場を仮想体験できるようにし、団体・会議および催事の売り上げを伸ばした。
https://www.traveldailynews.com/hotels-lodging/radisson-hotel-group-and-hivr-ai-complete-industry-s-first-successful-direct-connection-for-meetings-and-group-sales-instant-rfp-management/