Thursday, November 15, 2018 8:57 AM
ライドセル、加州で自動運転車を公道試験へ
ライドシェア用ソフトウェア開発ライドセル(Ridecell、カリフォルニア州)の自動運転車部門オウロ(Auro)は、加州当局から自動運転車の公道実験を実施する許可を取得した。
同社のプレスリリースによると、アールジャブ・トリベディCEOは 「今回の許可取得は、当社の新しいモビリティ製品の提供範囲を広げる。オウロ部門が州内の公道で自動運転の乗用車やミニバンの走行試験を始めることで、ライドセルの相乗りサービスや共有用の車両管理プラットフォームが拡張する」と話している。
ライドセルは、新しいモビリティの運営業者向けにプラットフォームを提供しており、カーシェア、ライドシェア、カーレンタル、固定路線の送迎サービスなどさまざまなタイプのモビリティを支援するソフトウェア・プラットフォームを開発している。同社のプラットフォームは、BMWの米国での車共有サービス「リーチナウ(ReachNow)」に使われている。
ライドセルは17年10月、自動運車技術開発の新興企業だったオウロを買収して自動運転車市場に参入した。オウロは3D(3次元)ライダー、カメラ、ナビゲーション・センサー、3Dデジタル地図を専有ソフトウェア・アルゴリズムと組み合わせて、レベル4(高次の自動運転)システムを構築している。このシステムはハードウェアや車を選ばず、オウロはすでに企業や大学キャンパスといった私有地内で自動運転車を運営している。
オウロは現在、自宅あるいは勤務先までの最終的な(ラストマイル)交通手段として、公道を走る乗用車やミニバンへと技術を拡張している。公道実験はフォード「フュージョン」に自動運転システムを搭載して実施する。
【https://ridecell.com/ridecell-autonomous-vehicles-drive-onto-public-roads/】