Thursday, December 06, 2018 8:19 AM

エリクソン、ボルボ車にクラウド技術提供

 スウェーデンのボルボ・カー・グループは、同国の通信機器大手エリクソンと提携し、120以上の国で車載通信サービス向けプラットフォーム「エリクソン・コネクテッド・ビークル・クラウド」(CVC)の供給を受ける。契約は5年間。

 グリーンカー・コングレスによると、デジタル化の進行でソフトウェア・サービスの重要性が高まる中、ボルボも他の自動車大手と同様、質の高いコネクテッドカー・サービスの確保を目指し’ている。同社の車載通信サービスは、5Gネットワークによって可能になる自動運転といった重要な機能の速度、レイテンシー(遅延)、許容量も改善できる。

 今回の契約は「コネクテッド・ビークル・クラウド」関連の契約では過去最大で、ボルボはこれで車の所有者やドライバーに、自動化、複数車両の管理、テレマティクス、ナビゲーション、インフォテインメントといったつながる車向けデジタルサービスの最新機能を提供できるようになる。

 CVCプラットフォームは、いくつかの地域センターを通して提供され、欧州連合(EU)の「一般データ保護規則」(GDPR)など世界の法令、セキュリティ、プライバシー保護要件を満たしている。

https://www.greencarcongress.com/2018/12/20181203-ericsson.html