Monday, December 10, 2018 9:05 AM

エクセル、米公益大手初の温室効果ガス排出ゼロを打ち出す

 ミネソタ州ミネアポリス拠点の公益事業(電力と天然ガス)持ち株会社エクセル・エネルギー(Xcel Energy)は先日、二酸化炭素排出をゼロにすることを打ち出した最初の米公益大手になった。ミネソタからミシガン、ウィスコンシン、ノース・ダコタ、サウス・ダコタ、コロラド、テキサス、ニューメキシコに330万世帯の電力顧客と180万世帯の天然ガス顧客を持つ同社は、再生可能燃料由来発電を強化すると同時に、化石燃料の使用を打ち切らない方針でもある。同社は、ガスや石炭による発電施設から排出される二酸化炭素を捕獲および貯留するシステムを導入することで、炭素排出量をゼロにする計画だ。米公益大手らは一般に、炭素排出量を最高で80%削減する方針。エクセルのようにゼロにする公益大手はほかにない。エクセルでは、炭素排出量を2030年までに2005年比で80%減らし、その後に段階的に100%削減(排出量ゼロ)にする計画だ。

https://www.renewableenergyworld.com/articles/2018/12/xcel-becomes-first-big-us-utility-to-swear-off-greenhouse-gas.html