Tuesday, December 18, 2018 8:42 AM
コンチネンタル、ソフトウェア企業の買収を計画
独コンチネンタルは、2019年下半期にパワートレイン部門の新規株式公開(IPO)を実施した後、複数のソフトウェア会社を買収することを検討している。
ロイター通信によると、ヴォルフガング・シーファー最高財務責任者(CFO)はドイツの日刊証券紙ベルゼン・ツァイトゥングに対し「最高50億ユーロを投じて1社以上の会社の買収を計画している」と語った。「ソフトウェア分野の専門知識を拡げたい。すでに当社の自動車用製品の60%以上がデジタル化されているか、センサーが搭載されている」と説明し、4万7000人の技術者の3分の1がソフトウェアまたはIT関連の経歴を持つことも明らかにした。
パワートレイン部門の上場は19年に実施する予定で、獲得する資金を買収費用の一部に充てる意向。コンチネンタルは11月、バンク・オブ・アメリカ、JPモルガン、ドイツ銀行に上場関連の支援を依頼しており、この上場は19年のドイツでの大型IPOの1つになると見込まれている。
シーファー氏は「発表通り19年半ば以降にパワートレイン部門のIPOを実施できるよう、順調に準備を進めている。世界の自動車生産は19年下半期に拡大すると予想されているため、IPOに適した環境が整うはず」と話しており、株式市場の状況によってはIPOの延期も検討する。
コンチネンタルは今年、2回にわたって業績予想を下方修正したが、通年の利益目標は達成できる見通しで、シーファー氏は「第4四半期は予想通り」と語った。