Monday, March 25, 2019 10:00 AM
エレメントAI、法人向け意思決定支援ツール群を発表
法人向け人工知能技術ソリューション開発の新興企業エレメントAI(Element AI)は先日、AIアネイブルメント・ツールス(AI Enablement Tools)とインサイト・ライブラリース(Insight Libraries)という二つの書類読み込みおよび処理自動化製品を発表した。
ベンチャービート誌によると、両製品は、機械視認や光学式文字認識(optical character recognition=OCR)を使うことで、書類内容の認識や処理を含む過程をさまざまの業界向けに自動化し、現場の労働者らが効果的な意思決定をくだせるよう支援する。
それらの製品は、たとえば、港湾業務に関する電子書類群を読み込んでその意味を理解し、仕事や運営に関して予想して通知することで港湾労働者らの作業効率化を助けることに使われる。また、社員からの口頭質問に対し自然言語処理機能を使って答えることで、調べものや確認にかかる時間の削減に使われる。そのほか、ナショナル・バンク・オブ・カナダでは、自社のオンライン・システムに対する潜在的サイバー脅威に関して評価と優先度を判断するのに使われる。
エレメントAIでは、特定の業界や業種向けに機能する業界特化型システムと、数種類の業界に対応する汎用型システムの両方の開発に注力している。このほど商品化されたシステムは、上述の港湾や銀行を含む少ない業界向けに特化された設計だ。同社は現在、輸送および物流業界向けのシステムを構築中だ。
【https://venturebeat.com/2019/03/20/element-ai-launches-enterprise-decision-making-automation-tools/】