Wednesday, January 08, 2020 9:29 AM
IBM、アドヴァタイジング・アクセレレーターを発表
昨今、各社の販促や販売部門では、機械学習をはじめとする人工知能技術の活用を最優先させている。人工知能基盤の販促業務向けソフトウェアを使っている会社の割り合いは40%に達し、2020年までには、販促業務でのデータ分析にかかる時間が人工知能ソフトウェアによって3分の2に短縮される、とフォーブス誌は見積もっている。
ベンチャービート誌によると、IBMは7日、その流れに乗るべく、同社の人工知能ワトソン(Watson)のプラットフォームを販促業務向けに応用したIBMアドヴァタイジング・アクセレレーター(Advertising Accelerator)の提供を開始した。ラスベガスで7日に開幕した国際消費者電子製品見本市CESにおいて発表された。
アドヴァタイジング・アクセレレーターは、もっとも高効率の消費者関与(消費者への販促活動とそれに反応する消費者への対応)と、もっとも高い変換率(販促活動の対象となる消費者のうち購買者になる率)を実現するのに効果的かつ必要な基本要素の組み合わせを人工知能によって予想する。ワトソンが予想モデル群を使って特定の消費者層向けの販促策を自動的に考え出すことで、販促担当者らの時間を大幅に節減する。
IBMには、ワトソン・アドヴァタイジングというソフトウェア集合体もある。今回のアドヴァタイジング・アクセレレーターは、法人向けワトソンの最新機能として追加され、また、ワトソン・アドヴァタイジングを大幅に拡充するものだ。
【https://venturebeat.com/2020/01/07/ibm-launches-advertising-accelerator-with-watson-to-automatically-optimize-campaigns-with-ai/】