Wednesday, February 05, 2020 9:05 AM

ブラックベリーとトリンブル、車両管理製品を統合

 モノのインターネット(Internet of Things=IoT)関連セキュリティー技術を開発するブラックベリー(BlackBerry)と、位置情報やモデル化のデータ管理技術を開発するトリンブル(Trimble)は3日、車両群運用管理のソリューションを統合することで合意した。

 PRニューズワイヤーによると、両社は提携のもと、ブラックベリーの車両群管理ソリューション「ブラックベリー・レイダー(BlackBerry Radar)」と、トリンブルの車両群管理ソリューション「TMWドット・スイート(TMW.Suite)」および「トラックメイト(TruckMate)」を統合する。

 それらのソリューションは、運輸会社や車両群運用会社、トラック輸送仲介サービス会社をおもな標的市場とする。

 ブラックベリー・レイダーは、トレーラーやシャシー、コンテナに設置されることで、現在地や運用状況、走行距離を追跡する。それらのデータは、クラウド上のプラットフォームに自動転送されて管理され、利用者はオンライン・ダッシュボードからその情報にアクセスできる。

 TMWドット・スイートとトラックメイトは、トラック輸送の予約や注文、運転手の稼働状況を管理し、業務過程に可視性をもたらす。

 車両管理者らは、両社の統合システムを使うことで、TMWドット・スイートやトラックメイトのソフトウェア上でトレーラーやシャシー、コンテナの現在地や走行経路についての情報を取得できるようになる。

 「ブラックベリー・レイダーからの情報と洞察を、トリンブルのソリューションに直接提供できるようになる。それによって、業務効率が大幅に高まることは間違いない」と、ブラックベリー・レイダーのクリストファー・プラート責任者は説明した。

https://www.prnewswire.com/news-releases/blackberry-and-trimble-partner-to-enable-advanced-asset-monitoring-capabilities-in-transportation-management-300998231.html