Friday, February 07, 2020 9:05 AM
食品検査と動物ゲノミクスをブロックチェーンに統合
ニオジェン(Neogen)は5日、食品業界向けブロックチェーン技術会社ライプ・テクノロジー(Ripe Technology)との提携によって、ニオジェンの食品安全診断ソリューションおよび動物ゲノミクスを革新的ブロックチェーン技術と組み合わせるための協業で合意したことを明らかにした。
PRニューズワイヤーによると、食品や家畜の安全性や倫理に関する試験サービスを提供するニオジェンは、それらの業務から得られるデータを食品供給網向けブロックチェーンに組み込むことで、食品や原材料の遡及追跡を可能にする考え。そのブロックチェーン・ソリューションの開発にはライプが取り組む計画だ。
鶏卵の場合、檻のなかで飼育される大量の鶏が生産する卵より、自然環境のなかで放し飼いされ有機栽培の餌で育てられる鶏の卵のほうが高価値だ。ニオジェンの食品診断ソリューションによって、そういった違いを検証して品質証明データをブロックチェーンで管理および可視化できるようにすることで、高品質商品に関する詳細情報を追跡できるようにし、付加価値を守ることが簡便化される。
また、乳牛の遺伝子情報もニオジェンのソリューションとブロックチェーンを統合することで恩恵を受けることができる。たとえば、餌や医療記録、納屋環境、乳の質と量といった個々の乳牛のデータを遺伝子情報と接続化することで、牛乳や乳製品の供給網を最適化できる、と両社は説明した。
【https://www.prnewswire.com/news-releases/neogen-partners-with-ripeio-to-bring-blockchain-to-food-safety-and-animal-genomics-300999116.html】