Wednesday, February 26, 2020 9:05 AM

J&Jとアップル、新たな共同研究に着手

 ジョンソン&ジョンソン(Johnson & Johnson)とアップル(Apple)は25日、ハートライン(Heartline)という新たな協業によって、アップル・ウォッチが心房細動を早期に検出して脳卒中を予防できるかどうかを判明させる共同研究を開始した。

 心房細動は脳卒中の最大原因。ジョンソン&ジョンソンによると、心房細動を早期に検出することは非常に難しい。症状がほとんど出ないためだ。

 CNBCによると、アップルは、アップル・ウォッチ・シリーズ4によって、心房細動を検出する機能を2018年12月に提供開始した。利用者がアップル・ウォッチ・アプリケーションを使って簡易テストを行い、その結果を医師に分析してもらうことで、脳卒中の恐れがあるかどうかを判断できる。その機能をアップル・ウォッチだけで実現できるかどうかを確認することが共同研究のねらいの一つだ。

 アップルは、アイフォーンやアップル・ウォッチでの健康管理機能の拡充に重点を置いており、何十人もの医者を雇って健康管理機能をそれらの端末に統合することに注力している。

 両社によると、ハートライン研究は、全米でランダムにアプリケーション基盤で実施される仮想研究で、ジョンソン&ジョンソン傘下のジャンセン・ファーマスーティカルス(Janssen Pharmaceuticals)によって主導される。

 ハートライン研究では、従来の高齢者医療保険制度(メディケア)の有資格者でアイフォーン6s以降の機種を使う65歳以上の人ならだれでも参加できる。

https://www.cnbc.com/2020/02/25/apple-and-johnson-johnson-launch-study-to-predict-stroke-risk-with-apple-watch.html