Tuesday, September 27, 2016 10:05 AM
ディズニーもツイッター買収に名乗り〜動画コンテント・サービス拡充に期待
テッククランチ誌は、ディズニー(Disney)がツイッター(Twitter)の買収に向けて協議していると報じた。両社とも銀行を交えて交渉しており、自社にとって理にかなった案件になるかどうか精査しながら協議を進めているもよう。
テッククランチによると、ほかの報道ではツイッターの売却額が300億ドルにも達する可能性が伝えられるが、匿名希望の関係筋から同誌が得た証言ではそれよりはるかに安い。
ツイッターの企業評価額は先週木曜日に130億ドル弱だったが、身売り報道を受けて急上昇し、26日には評価額が200億ドル近くまで拡大した。
米4大テレビ放送局のABCやスポーツ専門ケーブル局のESPNを傘下に持つディズニーでは、ツイッターを吸収することで消費者への浸透力を増幅できると考えている。
業績低迷からの脱却を図るツイッターは昨今、NFL(米フットボール・リーグ)といった強力な組織を含めたコンテント提携を強化していることから、ディズニーのような複合メディア企業にとっては有益な相乗効果要素になる。たとえば、ツイッターとNFLの動画逐次再生提携は、ディズニーがABCやESPNのサービスにツイッターを統合することで動画コンテントを劇的に拡充できると期待できる。
ツイッターとディズニーは、テッククランチの取材申し込みに応じなかった。