US Frontline News

Friday, July 24, 2020 10:10 AM

シーメンス、職場復帰支援アプリケーションを発表

　シーメンス（Siemens）は23日、新型コロナウイルスによる事務所および産業施設の閉鎖が徐々に解除されるのにともなって、世界各地の同社従業員らが安全に職場復帰できるよう支援するモバイル・アプリケーション「カンフィー（Comfy）」を発表した。

　同社は、世界30ヵ国で10万人以上の従業員をかかえる。現場に行かなければ仕事が成立しない人以外ほぼすべての従業員がパンデミックによって自宅勤務を続けるなか、同社でも各地の支社や施設を再開させつつある。

　ロイター通信によると、カンフィーは、施設内占有率（事務所や生産施設における従業員の出勤の度合い）に関するデータを提供するとともに、コーヴィッド19（新型コロナウイルス感染症）に関する各地域の状況をリアルタイムで更新することで、それぞれの自治体が規定する物理的距離の維持に関する指針を通知する。

　同アプリケーションには、シーメンスとセールスフォースが共同構築した近接接触追跡機能が組み込まれている。

　シーメンスは、同アプリケーションの導入第一段階として、世界の1300の工場および事務所の半数でまず活用する計画だ。

【https://www.reuters.com/article/us-siemens-app/siemens-to-roll-out-flexible-working-app-for-100000-staff-idUSKCN24O0SR】