Thursday, September 03, 2020 9:50 AM

デュラ、アラバマにEV電池トレイ工場開設へ

 自動車部品会社デュラ・オートモーティブ・システムズ(DURA Automotive Systems、ミシガン州)は、5900万ドルを投じてアラバマ州マッスルショールズに電気自動車(EV)の電池収納トレイ工場を開設する。

 アラバマ州商務省のウェブサイトによると、デュラはショールズ経済開発庁(SEDA)からショールズ・リサーチ・エアパーク内の建物をリースする予定で、新工場は279人の直接雇用を創出する見込み。

 新工場の開設によってデュラは南東部の製造業務を拡大し、今後予想される国内でのEV用バッテリー生産増に対応していく。キンバリー・ロドリゲスCEOは「今回の投資は、電動、高性能車両への移行が進む中、世界中の顧客を支えるという当社の強い姿勢の現れだ。軽量車体構造の設計および製造において、実績ある欧州型の専門知識を北米市場に拡大できることと同時に、マッスルショールズの地域社会に加わり、高度な技術系雇用をもたらせることを喜んでいる」と話している。

 デュラは、シフトバイワイヤー・システムを含むメカトロニクス制御システム、アクチュエイターや先進運転支援システム(ADAS)を含む電子システム、 EV電池トレイを含む軽量構造体システム、ルーフレールや電子部品を取り入れたエクステリア・トリムなどのエクステリア・システムが専門。13か国で31の施設を運営し、世界従業員数は6700人。

https://www.madeinalabama.com/2020/08/dura-automotive-to-produce-ev-battery-trays-at-new-alabama-facility/