Thursday, January 14, 2021 8:43 AM
イェイジー、購入品情報をもとに炭素排出量を計算
英国拠点の新興企業イェイジー(Yayzy)は、銀行口座から得られる支出情報を利用して、購入品の炭素排出量(Carbon footprint)を自動的に計算するアプリケーションを開発した。
同アプリケーションは現在、iOS向けが提供されており、アンドロイド向けは近い将来に追加される見通しだ。
テッククランチ誌によると、同社のシステムは、銀行口座から情報を得るに際に、「オープン・バンキング(Open Banking)」標準を使う。購入品それぞれの炭素排出量を計算したうえで、月間の二酸化炭素排出量にまとめて報告する。
利用者は、アプリケーション内で炭素相殺(carbon offset)を選ぶこともできる。炭素相殺は、エコスフィア・プラス(Ecosphere Plus)によって提供される。さらに、炭素排出量を減らす方法の助言や、環境に配慮している最寄りの小売店といった情報もアプリケーション内で見ることができる。
イェイジーはこれまでに90万ポンドを資金調達した。同社に投資した会社には、アントラー・ベンチャー・キャピタル(Antler Venture Capital)やコアエンジェルズ・インパクト・ファンド(CoreAngels Impact Fund)のほか、シーダース(Seedrs)によるクラウドファンディングが含まれる。
同社の競合社には、炭素排出量をリアルタイムで追跡するコーゴー(CoGo)やドゥコノミー(Doconomy)、近く市場投入されるトレッド(Tred)がある。イェイジーは、利用者が購入するものから炭素排出量を計算するという点で、他社とは取り組み手法が異なる。
https://techcrunch.com/2020/12/23/yayzy-app-automatically-calculates-the-environmental-impact-of-your-spending/#:~:text=Yayzy%20has%20now%20launched%20an,impact%20of%20what%20you%20buy.&text=As%20the%20user%20sees%20what,the%20carbon%20offsetter%20Ecosphere%20Plus.