Friday, February 19, 2021 10:50 AM
デルタ航空、クラウド移行促進でIBMと契約
デルタ航空(Delta Air Lines)は2月18日、IBMと複数年契約を結び、データとアプリケーションの大部分をクラウド電算環境に移行する計画を明らかにした。同契約の金銭的価値は非公表。
ウォール・ストリート・ジャーナルによると、IBMは同提携のもと、デルタ航空がデータとアプリケーション群をクラウド・サーバー群に移すことや、環境変化に応じたアプリケーション群の再構築を支援する。それらのクラウド・サーバー群は、デルタ航空が選ぶ技術提供会社らによって運用される。そのため、デルタ航空がIBMクラウドを採用するとはかぎらない。
IBMはまた、それにともなってデルタ航空のIT職1000人以上に技術研修を提供し、クラウド・システム群の運用と管理に関する専門知識や手法、技術を教える。特に、アプリケーション開発やデータ管理、そしてセキュリティーについてデルタ技術職らの職能再開発に重点が置かれる。
デルタはIBMとの契約によって、データベース群とアプリケーション群の最低90%を2024年までにクラウド環境に移し、ほとんどの業務をクラウド化してコスト削減と合理化を大幅に促進する方針だ。
https://www.wsj.com/articles/delta-taps-ibm-to-move-more-applications-to-the-cloud-11613653206?mod=tech_lead_pos7