Thursday, May 27, 2021 5:33 AM
COVID-19感染再拡大の危険が大きな8州
米国内の新型コロナウイルス感染症(コーヴィッド19)ワクチン接種は、4月の最多時にくらべて50%近くも減っていることから、いくつかの州で感染再拡大が懸念されている。
米国では、4月中旬に1日あたり平均340万件弱のワクチン接種が実施されていたが、5月第3週には約180万件に激減した。
ビジネス・インサイダー誌によると、コーヴィッド19(COVID-19)の新規感染者数や入院、死亡の件数は各種の対策やワクチン接種によって減少基調にあるものの、これから夏を迎えるにあたって、より多くの人々が屋外の暑さを避けるために室内に集まる可能性も踏まえて、ワクチン接種件数が減っている州では感染再拡大の恐れがある、と専門家らが懸念を強めている。
専門家らによると、人口あたりのワクチン接種件数がもっとも少ないミシシッピーとアラバマ、ルイジアナ、アーカンソー、ワイオミング、アイダホ、ジョージア、そしてテネシーでその危険がある。
「ワクチン未接種人口の割り合いが大きなそれらの州では、感染者数がふたたび増える可能性がある」とブラウン大学の公衆衛生大学院長アシッシュ・ジャー博士は指摘する。
コーヴィッド19関連データをパンデミック初期から追跡するジョンズ・ホプキンス大学のデータによると、ワイオミングではワクチン接種率が全米最低の30%未満だ。CDCによると、全米のワクチン接種完了率は40%弱だ。少なくとも1回のワクチン接種を終えた成人の割り合いは60%以上だ。
ジョンズ・ホプキンス大学は、米国内でもっとも信頼される包括的なコーヴィッド19関連データを提供している。米国内のすべての自治体や世界中の政府、国際機関、そのほか各種の機関から集めたデータを機械学習ソフトウェアによって整理および処理して、非常に詳細かつ視覚化された各種のデータをほぼリアルタイムで2020年4月くらいから公開し続けている。
https://www.businessinsider.com/these-are-states-most-risk-covid-19-thanks-drop-vaccinations-2021-5