Friday, December 17, 2021 9:28 AM

横浜ゴム、タイヤの主要特性予測するAIシステム開発

 横浜ゴムは、これから作るタイヤの主要な特性を予測する人工知能(AI)を使った独自のシステム「HAICoLab(ハイコラボ)」を開発した。同社はすでにシステムの使用を開始しており、タイヤ開発の加速化を期待している。

 横浜ゴムは、デジタル革新のためのAI活用構想HAICoLab(Humans and AI ColLabrate)に基づいて同名の新システムを設計、構築した。同システムはAIアルゴリズム(コンピューターによる計算)によって機能し、タイヤの構造や形状、化合物の物理的特性、その他の材料に関する仕様データなど、設計者が入力した情報を使ってタイヤの主要な特性の値を予測する。同システムによってタイヤの設計から試作までの期間が大幅に短縮すると見込まれる。

 設計と検証の過程でAIシステムが収集したデータは保存され、新しい設計の際の参考データになる。