Wednesday, February 23, 2022 5:41 AM
セレンス、パイオニアの「NP1」に音声認識技術を供給
車載ソフトウェア開発のセレンス(Cerence、マサチューセッツ州)は、車載機器大手のパイオニアが「会話するドライビングパートナー」として開発した新製品「NP1」に、自然な会話型音声認識技術を提供する。
セレンスのプレスリリースによると、「NP1」はハードウェアとソフトウェアが統合され、ナビゲーションとドライブレコーダーの機能を併せ持つ車載コネクテッド機器で、フロントガラスに設置する。前方および後方カメラとマイク/スピーカーシステムが組み込まれており、セレンスの音声技術によって音声のみのナビゲーションが可能になり、ドライバーは音声で車線ごとの指示を受けられる。
「NP1」はパイオニアの新しいモビリティーAI(人工知能)プラットフォーム「Piomatix(パイオマティクス)」を採用しており、無線更新(OTA)が可能。
セレンスのステファン・オートマンズCEOは「車内体験を向上させるAIや音声技術の革新や進歩の恩恵をすべてのドライバーが受けられることが重要。パイオニアとの提携で、ドライバーに自然な会話型の音声認識技術を提供し、より安全、より快適、より生産的な走行体験を実現できる」と話している。
セレンスは1月、中国の電気自動車メーカー、上海蔚来汽車(NIO、ニオ)がノルウェイで提供する大型SUV「ES8」にセレンスの会話型AIを導入すると発表している。
https://www.cerence.com/news-releases/news-release-details/cerence-powers-natural-conversational-speech-recognition-engine