Wednesday, October 05, 2022 6:45 AM

フォード、NFT技術を導入〜自社製品の仮想アイテムを商業化へ

 デジタル・プラットフォームでつくられた作品の所有権や真偽を証明する非代替トークン(NFT)の活用に関心が集まっている。

 キッコウ・ニュースによると、フォードは、マスタングやブロンコ、リンカーン、エクスプローラー、F-150ライトニングといった自社ブランド車に関する19件の商標をNFTとして申請した。

 米国特許&商標庁(United States Patent and Trademark Office=USPTO)に提出されたフォードの申請書類は、NFTによって認証される仮想の自動車やトラック、バン、SUVを題材にしたアートワークやテキスト、音、動画を作成する計画について詳述している。

 また、仮想現実(VR)や拡張現実(AR)で行われるオンライン見本市などで使える部品や付属品、衣服、そのほかのデジタル・アイテムやコンピューター・プログラムを含む「ダウンロード可能の仮想商品」をリリースする計画も明記されている。

 フォードはさらに、「他人のデジタル・アート作品」を専用ウェブサイトを通じて販売するいちばや、「NFTおよびデジタル収集品をあつかうオンライン小売サービス」も計画している。