Tuesday, September 05, 2023 4:33 AM

リクルートボット、人材採用過程に革新

 人材採用プラットフォームを提供する新興企業リクルートボット(RecruitBot、サンフランシスコ拠点)は、人材採用過程を新たな人工知能ソリューションによって簡便化かつ迅速化し、さらなる合理化と包括的な自動化をもたらそうとしている。

 ベンチャービート誌によると、同社の技術は、高度の人工知能アルゴリズムによって採用担当者らの好みを学習するため、使うほどに、関連性の高い候補者を表示できるようになる。また、適材の候補者らに個人化(個別化)した電子メールで連絡する作業を自動化する。

 リクルートボットが構築したデータベースには6億件のプロファイルが含まれる。従来の人材採用プラットフォームとは異なり、多様性と株主資本と包含(diversity, equity and Inclusion=DEI)の取り組みを支援するフィルターが搭載されている、と同社は説明している。

 「ほとんどのツールは、候補者探しや絞り込み、候補者への連絡、リンクトインの検索に代表されるよう、問題の一部のみを解決する」「当社のプラットフォームはそれらすべてを一つの製品で解決できる」と、リクルートボットの設立者ジェレミー・シフCEOは話す。

 同プラットフォームは独自の機械学習アルゴリズムを使い、募集中の職種に合致する候補者を特定するため、採用担当者が確認する必要のある候補者の数を5分の1に減らせる、とシフ氏は説明している。

 同プラットフォームは投資家たちからの関心を引きつけている。7月13日には、シード・ラウンドで820万ドルの追加投資を調達したことを同社は発表した。今回の資金調達は、2022年のシード前段階の300万ドルに続くものだ。同社は今後、人工知能の機能を拡充するとともに、販促を通じて顧客基盤を拡大したい意向だ。

https://venturebeat.com/ai/recruitbot-raises-more-funding-to-expand-ai-driven-recruitment-platform/