Wednesday, June 05, 2024 7:11 AM

中国の自動車工場の稼働率の実際

 中国汽車工業協会(CAAM)によると、不振の会社や工場の閉鎖が進み、中国の自動車工場の稼働率は23年には70%を超えた。ロイターが報じた。中国の電気自動車部門が過剰生産能力を輸出しているとして欧米の政府関係者から批判を受け、協会の陳世華(チェン・シーホア)副事務局長が発言し、まだ深刻な生産能力過剰レベルに達していないと暗に主張した。

 ただ、足元でEVを含む新エネルギー車の工場稼働率は5割程度にとどまるというのが大方の見方だ。中国の年間販売は1700万台だが、生産能力は3600万台に達している。供給過剰分は勢い、海外に向かうのだが、価格競争に拍車がかかるのは必至だ。