Monday, October 28, 2024 7:24 AM

TIER IVと日立アステモ、自律走行、SDVで提携

 ティアフォー(TIER IV、名古屋市)は日立アステモと自律走行システムやSoftware-Defined Vehicle (SDVs)の推進で提携したと発表した。30年に照準を合わせ、量産車モデル向けソリューション提供を目指す。TIER IVが開発した自律走行用オープンソースソフトウェア、Autowareをアステモのアーキテクチャと統合し、開発の質と速度を一気に高めることをねらっている。

 TIER IVによると、日立アステモはTier1を超えた付加価値ソリューションを提供するティア0.5サプライヤー。車両全体のアーキテクチャを考慮した包括的なシステム開発のためのリファレンスシステム(Internet of Vehicles Platform: IoV PF)を開発している。アステモはまた、クラウド上での開発と仕様を標準化するクラウドネイティブソフトウェアアーキテクチャの先駆者でもある。

 TIER IVは、自律走行システム専用に設計された大規模な協調型機械学習オペレーション(MLOps)インフラと組込みエッジAIモデルを開発している。24年1月のCo-MLOpsプロジェクトの立ち上げにより、参加企業が協力してデータを共有し、機械学習とエッジAI開発を加速させるグローバルフレームワークの構築も先導しており、今後、日立アステモのリファレンスシステムと連携する予定だ。

 ティアフォーは名古屋大学発のベンチャー、ソフトウェア企業で、15年設立。自動運転車用オペレーティング・システムのAutowareや、小型自動運転モビリティの開発を行っている。