Tuesday, June 02, 2026 7:29 AM

ホンダ、シリコン系負極材の英ネクシオンに出資

 ホンダは、シリコン系リチウムイオン電池負極材を開発・製造する英国のネクシオン(Nexeon)に出資した。金額は不明。エレクトライブが伝えた。

 ネクシオンへの出資は、革新的な新興企業への支援を目的とするホンダのグローバル・オープンイノベーション・プログラム「Honda Xcelerator Ventures」を通じて行われた。ネクシオンは20年以上前にインペリアル・カレッジ・ロンドンからスピンアウトした企業で、2022年には投資家から2億ドル超を調達している。新たな出資を受け、今後はリチウムイオン電池向けシリコン系負極材の開発を加速させる方針。

 シリコン系負極材料は、従来の黒鉛負極と置き換えることで電池のエネルギー密度と充電速度を大幅に高められる。ネクシオンは先進的なシリコン・カーボン材料の開発で大きな進展を遂げており、2023年から韓国の工業都市・群山で建設を進めた初の大規模負極材工場が、25年12月に生産開始できる状態になった。工場は提携する化学大手OCIの施設に隣接し、主要原料であるモノシランガスの供給を受けられるようになっており、年間数万トン規模のシリコン負極材が生産可能。

 ネクシオンの最初の大口顧客と見込まれているパナソニックは、25年に開所したカンザス州デソトの電池工場でこの負極材を使う計画だ。