Wednesday, October 21, 2026 7:06 AM

ウェイモ、トロントでロボタクシー実験へ〜28年にサービス開始

 ウェイモは、カナダ市場への本格進出に向けてトロントで実証実験を開始し、2028年からロボタクシー(自動運転タクシー)運行を開始する計画を進めている。

 オートモーティブ・ニュースによると、オンタリオ州政府からはすでに承認を得ており、年内に高精度のデジタル道路地図作成を開始した後、運転席にドライバーを乗せた状態でロボタクシーの走行試験を行う。

 カナダ進出では、トロント拠点のエレメント・フリート・マネジメントと提携して、車両整備、顧客サービスなどの支援業務を委託する。エレメントは従来の車両管理事業から、センサーや交通データを活用した運行最適化などへ事業を拡大している。

 トロントではすでに、米ガティックがカナダの食品流通会社ロブローの配送網に50台の自動運転トラックを導入しており、その多くが食料品を無人輸送している。

 ウェイモの車両はカメラ13台、レーダー6基、ライダー4基を備え、カメラ中心のテスラ車両などに比べてシステム全体の堅牢性は高いが、厳しい気象条件は依然として大きな課題になっている。これまで同社が進出した十数都市のうち大雪が降るのはコロラド州デンバーくらいで、専門家は、雪によるセンサーの遮蔽や、凍結路面、吹雪の中での制動性能に懸念を示している。

 自動運転タクシーの普及は、ドライバーの雇用を脅かす可能性もあるが、ウーバー・カナダは「モビリティーの未来は、人間と自動運転車が並行して運行するハイブリッド型になる」と考えており、ドライバーのいないタクシーが増える将来に向けて、州政府、業界、地域社会に対し、明確な安全基準を策定するとともに労働者への影響に備えるよう求めている。