Monday, December 05, 2016 10:36 AM

インテル、車載向け次世代プロセッサー開発

 インテルは自動車用の次世代プロセッサー「Atom A3900シリーズ」と「Atom E3900シリーズ」を発表した。

 E3900シリーズはEnbedded、つまりIoT(モノのインターネット)機器向けのプロセッサーで、性能は前世代E3800と比べて最大2.9倍に達する。

 A3900シリーズはAutomotive、車載エンターテインメントからドライバー支援システム向けの用途を主な目的にする。デザインと車載情報システム(IVI)、デジタルメーター、先進安全運転機能(ADAS)向けなどに対応し、2017年第1四半期にシステムの市場導入を目指す顧客とともに試験中だ。

 自動車各社は、IVIやナビゲーション、後部座席向け娯楽などインターネット接続で得られる特色を車に備えて消費者を引きつけようとしている。

 一方、追加コストがかかり、設計や製造段階の複雑さを増すことにもなる。インテルは新しいAtom両シリーズが低い消費電力で高い性能を発揮し、コネクテッド車(ネット常時接続車)の特色を広げる柔軟性ある構造を提供すると説明している。