Friday, January 20, 2017 10:01 AM

5G技術、経済や社会の発展に貢献か〜クアルコム、商機拡大と雇用増を予想

 クアルコム(Qualcomm Technologies)は、「5G経済(The 5G Economy)」と銘打った調査結果を先日公表し、次世代無線通信技術の5Gが経済や社会に与える影響として、2035年までに世界で12.3兆ドル相当のモノやサービスの生産に5Gが関係し、その売り上げは3.5兆ドルに達し、2200万件の雇用機会が生み出される、という予想を示した。

 同調査は、調査会社のIHSマーキットとPSB、そして経済学者のデイヴィッド・ティース博士(カリフォルニア大学ハース経営大学院、バークリー・リサーチ・グループ)との共同で実施された。

 IoTエヴォリューション・ワールド誌によると、「それらの調査会社や学者は、5Gが経済や社会を根本的に変えることになるという認識で一致した」「多くの企業でも5Gによって意思決定のあり方が変わるだろう」とクアルコムのスティーブ・モーレンコフCEOは話した。

 5Gによる変化は、小売や教育、交通、運輸、娯楽といった業界で特に顕著になると予想される。5Gによって新種の製品やサービスが登場し、業務効率も向上し、企業幹部らの意思決定も迅速化かつ正確化され、さらに、まだ存在しない新たな事業や職種、業界も登場するだろう、と同報告書は予想する。

http://www.iotevolutionworld.com/iot/articles/428864-qualcomm-releases-landmark-study-impact-5g-mobile-technology.htm