Tuesday, February 14, 2017 10:17 AM

デュポンなど、和解金6.7億ドル支払いへ

 化学大手デュポンの工場から有害物質ペルフルオロオクタン酸(PFOA)が流出し、汚染された水を飲んだために精巣がんになったとしてウェストバージニア州の住民らが起こした訴訟で、デュポンと同業ケマーズ(Chemours)13日、計6億7100万ドルの和解金を支払うと発表した。両社が半分ずつ出し合う。

 ロイター通信によると、PFOAはフライパンや鍋の焦げ付き防止加工「テフロン」で使われる化学物質。訴訟では約3550人の原告が、ウェストバージニア州パーカーズバーグのデュポン工場からPFOAが漏れ、汚染された水を飲んだため腎臓がんや精巣がんなどの病気にかかったと主張。損害賠償を求めていた。

 デュポンは10年以上前に同工場ではPFOAの使用をやめたと反論し、不正は認めていない。ケマーズの法務責任者は今回の和解を「手堅い解決策」と呼んだ。ケマーズは2015年にデュポンから分離した高機能化学品メーカーで、この訴訟を引き継いでいた。