Tuesday, February 21, 2017 10:41 AM

身体装着型医療機器市場、大幅成長の見込み

 身体装着型医療機器の世界市場は、2022年までに278億ドルに達すると予想される。

 メッドギャジェット誌が報じた調査会社グランド・ヴュー・リサーチの調べによると、高齢人口の増加によって肥満や高血圧が増えていることに加え、健康意識の高まりから、身体装着型医療機器の需要が継続的に高まる見込みだ。

 さらに、常時監視の必要がある糖尿病に代表される慢性疾患も増えていることも、身体装着型医療機器の需要を強める要因になっている。

 それにともなって、身体装着型医療機器を使う患者のプライバシー侵害や端末セキュリティーに関する懸念も指摘される。ただ、そういった懸念が同技術の進化の必要性を刺激し、それが市場拡大に寄与するという側面もある。

 身体装着型医療機器は、高齢者や慢性疾患のほか、スポーツや運動愛好家らの生命徴候追跡、遠隔医療、在宅介護にもすでに応用されており、それらの市場も引き続き拡大すると予想される。

 身体装着型医療機器の全体市場におけるおもなベンダーには、フィットビット(Fitbit)、ガーミン(Garmin)、ヴァイタル・コネクト(Vital Connect)、オムロン(Omron)、ソテラ・ワイヤレス(Sotera Wireless)、ジョーボーン(Jawbone)、ペブル(Pebble Technology)、ベイシス・サイエンス(Basis Science)、ウィズィングス(Withings)、インテレセンス(Intelesens)、コヴィディエン(Covidien)、ライフウォッチ(LifeWatch)、ポーラー・エレクトロ(Polar Electro)、フィリップス(Philips Electronics)、エヴェリスト・ゲノミクス( Everist Genomics)がある。

http://www.medgadget.com/2017/01/wearable-medical-device-market-to-witness-growth-based-on-rising-growth-of-industries-as-home-healthcare-till-2022-grand-view-research-inc.html