Tuesday, February 28, 2017 10:36 AM

SAP、接続車向け新技術をMWCで実演〜コンカーやノキア、ハーツと業務提携

 SAPは27日、コンカー・テクノロジーズ(Concur Technologies)とノキア(Nokia)、そしてハーツ(Hertz)との業務提携によって、IoT(Internet of Things)機能を介して自動車運転をより便利にする新技術をモバイル・ワールド・コングレス(Mobile World Congress=MWC)で実演した。MWCは、スペインのバルセロナで同日に開幕した携帯端末技術見本市。

 PRニューズワイヤーによると、SAPのレオナルド(Leonardo)というIoT製品の一つであるSAPヴィークル・ネットワーク(Vehicles Network)ソリューションは、カー・レンタルから駐車場、給油所の場所、支払いまで各種の機能を統合し、出張者向けの道案内および経費管理に組み込むことで、自動車運転のスマート化と自動化を可能にする。

 ノキアは、IoT推進団体のIoTコミュニティーを結成しており、コンカーやハーツ、SAPはそれに加盟している。

 今回の提携では、ノキアがインパクト(Intelligent Management Platform for All Connected Things=IMPACT)を提供し、コンカーはトリップリンク(TripLink)を提供する。

 インパクトは、接続車に搭載されている各種の検知器や機器類を安全に管理するプラットフォーム。かたやトリップリンクは、駐車場や給油所の位置情報、各種の支払いを簡便化するソリューションに道案内の自動化機能を統合した機能。

 SAPは、インパクトとトリップリンクにSAPヴィークル・ネットワークを対応させ、各種機能を統合した。ハーツはそれに対応したレンタカーをおもに法人利用客に提供する。

http://finance.yahoo.com/news/sap-showcases-technology-connected-vehicles-090000809.html