Monday, April 17, 2017 10:35 AM

米シェール事業への投資が再活況か

 石油&ガス業界における世界の合併&吸収(M&A)は2016年に1360億ドルに達し、前年から激増した。石油&ガス業界向け情報およびデータ・サービス会社のイヴァリュエイト・エネルギー(Evaluate Energy)が公表した。米マルセラス・シェールでのM&A(事業資産を含めて)が2015年比8倍近く増えたことが主因。マルセラスは、カタールとイランにまたがるノースフィールドに次ぐ世界2番目のシェールとみられる。アパラチア北部からペンシルバニア、ウェスト・バージニア、ニューヨーク、オハイオにまたがるマルセラスでの権益または事業資産を売却したおもな国際大手には、アナダルコ石油やスタトイル、三井物産が挙げられる。原油価格の低下を受けてシェール油の競争力が弱まったことが要因。それら3社だけでマルセラスの土地売却額は1億ドル以上に達する。2016年におけるマルセラスでの資産売買は総額72.5億ドルだった。しかし、原油価格がじゃっかん戻ったことから、シェール再開発機運が高まっている。

http://www.hellenicshippingnews.com/u-s-shale-investment-is-back-on-the-upswing/