Thursday, April 27, 2017 10:58 AM
廃棄物の再資源化近づく〜エナーケムの商用施設に進展
廃棄物をバイオ燃料として再利用する技術の商業化に取り組むカナダのエナーケム(Enerkem)は、アルバータ州エドモントンに建設した初の商業用施設が、優先債権者インテグレイテッド・アセット・マネジメント(IAM)が定めたすべての建設目標に達したと発表した。
グリーン・カー・コングレスによると、エナーケムの技術は、生活ごみを5分以内に99.9%という高純度の液体ケミカルとバイオ燃料に変えることが可能で、同施設は建設が始まった時から、国際メタノール生産者・消費者協会(IMPCA)が定めたメタノール生産や販売のための最高の品質基準を満たしている。
2016年には、都市の固形ごみからバイオ燃料を作る施設としては世界で初めて、国際持続可能性カーボン認証(ISCC)を受けている。この施設には個人投資家のほか、カナダ持続可能な開発技術ファンド(SDTC)、アルバータ・イノベーツ、アルバータ・エナジーといった団体が出資している。
IAMはカナダの代替資産管理大手で、約26億ドルの資産および不動産や民間債務といった形の非貨幣的資本を持つ。
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