Friday, May 19, 2017 9:44 AM

化粧品を仮想体験できるデジタル鏡

 シリコン・バレー拠点の新興企業メモミー・ラブズ(MemoMi Labs)は、女性向けのデジタル鏡を開発した。

 CBSニュースによると、特許をすでに取得している同技術は、利用者の顔をスキャンして唇や目を認識し、多種多様の化粧品がどのように映るかを最適化しながら仮想的に見せる。

 デジタル鏡は、利用者が1回触れるたびに、たとえば劇的な色や大胆な色、あるいは活気に満ちた色といった異なる種類を試した仮想顔を表示する。

 デジタル鏡は、物理的な化粧品の使用に取って代わることを狙ったものではなく、どのような化粧品がどのように映えるかを手軽に試せるようにすることで試し化粧体験を簡便化することを図る。

 米国人は年間600億ドルを化粧品および美容品に費やしている。

 メモミーは、デジタル鏡の開発にあたって、インテル(Intel)やIBM、アドビ(Adobe)と提携し、立体デジタル・カメラやデータ分析、イーコマース・データ収集といった機能を搭載した。

 デジタル鏡は、利用者の諸情報を作成するだけでなく、購入履歴を記憶し、推奨や助言も可能にする。デジタル鏡の価格は明らかにされていない。

http://sanfrancisco.cbslocal.com/2017/05/13/silicon-valley-startup-creates-digital-mirror-makeup-mastery/