Tuesday, May 30, 2017 9:51 AM

ロッキード・マーティン、ごみから発電

 ロッキード・マーティンは、廃棄物発電の研究開発を積極化させている。同社は2016年に、子会社のロッキード・マーティン・エネルギーを設立し、潮力発電や蓄電、原子力、エネルギー管理、バイオエネルギーといった分野での研究開発に注力するとともに、ニューヨーク州オウェゴに2016年9月に開設したバイオエネルギーの発電施設において、コンコード・ブルーの技術を使って廃棄物発電の研究を強化している。オウェゴ施設で使われているのは、ガス化を通じてエネルギーを生成する方法。同社は現在、木材廃棄物を使っているが、将来的には、都市ごみや産業廃棄物を使う計画。廃棄物発電の過程ではまず、廃棄物から金属やガラスを取り除いたうえで乾燥させ、次にそれを熱することで固形物から気体を生成する。最後に、その合成ガスを燃焼してエンジンを回すことで発電する。その過程で有害副産物が生成されることはなく、二酸化炭素の排出も少量だ。

【http://www.triplepundit.com/2017/05/lockheed-martin-serious-waste-energy/】