Wednesday, May 31, 2017 10:25 AM

日立金属、ピストンリング材のグローバル供給体制を強化

 日立金属は、自動車エンジン向けのステンレス鋼ピストンリング材の需要拡大に対応し、日本および中国での増産体制を確立する。

 安来工場(18年下期稼働)、および中国の製造拠点である日立金属(蘇州)科技有限公司(17年下期稼働)に総額25 億円規模の投資を行う。

 ピストンリングは、エンジンのピストンとシリンダーの間に取り付けられるリング状の金属。鋳鉄やシリコンクロム鋼、炭素鋼などが材料として取り扱われているが、燃費向上や環境規制を背景に、高強度で耐摩耗性のあるステンレス鋼のピストンリングが注目されている。