Friday, June 09, 2017 12:27 PM

ロボットと人工知能が小売店を進化させる

 小売業界でのロボティクス導入がさらに加速しつつある。小売業界はこれまで、先進技術の導入に消極的だったが、昨今、事情は変わりつつある。

 チェーン・ストアー・エイジ誌によると、在庫管理や来店客案内のロボットは一部の小売チェーン大手ですでに試験運用されているが、小売業界向けロボティクスは最近、機械学習といった人工知能技術による次段階に進化しようとしている。

 たとえば、棚卸し作業に機械学習技術を応用することや、各商品の販売実態をリアルタイムで追跡して売れ行きの鈍い商品を特定し、売れ筋商品と置き代えるといった機能も実現しつつある。

 さらに、膨大な量のデータを解析し、その結果にもとづいた新規サービスの開発にも機械学習が使われ始めている。

 ある業界大手の上席副社長は、商品陳列棚には膨大な量の商品が並べられており、それらに関するあらゆるデータは巨額の価値に相当する、と話す。

 同氏によると、人工知能を使ってデータを解析し、そこから洞察を導き出すことで、商品の配置や取り扱いブランド、内装設計が販売にどのように影響するかを特定でき、各店舗の売り上げを最大化できる。

 ただ、ロボティクスと人工知能を統合した小売向け先進システムの開発と具体的応用方法、そして、どのような戦略で実行すべきかは、技術業界や小売大手らがいまなお研究している段階だ。

 業界専門家の一部では、ロボティクスと人工知能が今後2年以内に標準技術になるという見方もある。

http://www.chainstoreage.com/article/robots-coming-store-near-you