Monday, July 24, 2017 10:48 AM
分散型エネルギー源、地域事業主らの電気代節約に貢献か
分散型エネルギー源(Distributed Energy Resource=DER)は、散在する小規模発電施設の電力を接続網で集約することによって、比較的大きな需要にも対応できると同時に、電力顧客である企業にとって電気代の節約にも貢献する可能性が高い。スタンフォード大学が実施中の実験では、節電と電気代削減をさらに進められる可能性も確認された。「リマッチ(ReMatch)」と呼ばれるその実験では、多様のDERを消費側の需要に応じてスマート・グリッド・データと照合することで、もっとも高効率のDERの種類と場所を特定し、それにもとづいてソーラー・パネルや蓄電装置のシステムを構築する。たとえば、夕方から早い夜にかけて電力をもっとも必要とするレストラン群が密集する地域を対象に、ソーラー+蓄電装置を設置することに奨励策を提供すれば、当該地域が送電網に依存する割り合いを引き下げられる。リマッチは現在、1万件の消費者(会社や団体を含む)を対象に、どういった条件や環境がそろった場合にDERの電力コストがもっとも均一化されるかを特定するためにスマート・グリッド・データを解析中だ。
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